光化学スモッグとは?
石油や石炭等の燃焼によって放出される窒素酸化物と、石油製品の揮発や燃焼等によって放出される炭化水素が、大気中で太陽の紫外線によって光化学反応を起こすと、オゾンなどの酸化性物質が発生します。(これらの物質を光化学オキシダントと総称します。) このオキシダント濃度が上昇して、モヤのようなスモッグ状態になる現象を、光化学スモッグと言います。 特に光化学スモッグが著しい場合には、眼や喉の痛みや息苦しさを引き起こす場合があり、注意が必要です。
※スモッグ(smog)は煙(smoke)と霧(fog)を組み合わせた造語です。
光化学スモッグ |
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工場や車などから出た窒素酸化物・炭化水素 | ||
目がチカチカ のどがいたいよ〜。 |
光化学オキシダントとどう違うの?
光化学反応で生成した酸化性の物質を光化学オキシダントといい、生成した物質濃度が上昇してスモッグ状になった大気の状態を光化学スモッグといいます。
どんなときに増えるの?
4〜9月頃の、◆日差しが強くて、◆気温が高く、◆風の弱い日に、高濃度になることがあります。
注意報発令時に洗濯物や布団を干していたんだけど大丈夫?
オキシダントは、ほとんどがオゾン(O3)であり、物質にぶつかると酸素(O2)に分解されますので、粉じんのように衣服等に付着して残留するものではありません。